年に一度のファンサービスで、イメージアップを図る
CLIENT : ボートレース住之江運営協議会- フェスティバル

OVERVIEW プロジェクト概要
ボートレース住之江における「2024住之江フェステイバル」のイベントを企画提案コンペにて数年ぶりに受注。ファミリーを含めた若年層に届くコンテンツを盛り込んで実施し、印象の向上に貢献しました。
POINT プロジェクトのポイント
- ボートレース事業との40年以上にも渡る関わり、その「経験値」を活かした企画提案。
- 日頃の感謝と地元近隣への理解を深める、あたたかさの伝わるイベントの実施。
プロジェクト担当者 大阪本社 K.Kさん
2017年に入社し、営業職として公営競技を中心としたクライアントを現在まで担当。セールスプロモーション、イベント企画、広告業務に従事している。
プロジェクト担当者 大阪本社 Y.Yさん
2016年に新卒で入社し、営業職として一般企業のクライアントを5年半担当。その後新通SPへ2年半ほど出向し、食品系の商社のセールスプロモーションやイベント運営を経験。2024年からは公営競技を担当している部署に異動しボートレース場でのイベント企画・運営や広告業務に従事している。
マンネリを打破し、楽しんでいただける内容を

- ──ボートレース場でのファン感謝イベントとのことですが、どんな背景で開催されているのですか?
- 住之江は住宅街の近くにあるボートレース場で、開催日は15時くらいから21時までレースが行われますので、エンジン音やレースのファンファーレ、実況放送、ナイター用の照明など、まさに近隣の方のご協力がなければ成り立ちません。「住之江フェルティバル」というのは、日頃ご来場いただいているお客様、近隣の皆様に向けて、心からの感謝を込めて催し物をする、年に一度のビッグイベントです。ボートレースについて知り、家族みんなで一日中楽しんでもらうために開催しています。
- ──例年通り数社の競合コンペということで、今回受注に至った理由は何でしょうか?
- コンペなので、基本的にオリエン時の仕様書に書かれている、クライアント希望の企画を必ず全て盛り込み、かつ、独自の企画を入れ込みながらアピールしました。久々だったということで、今まで提案してきて良かったものは、その方向性を受け継ぎながら飽きられないような内容で提案し、他社の事例も分析し参考にしつつ、「年齢層ごとに興味を喚起する参加型や体験型イベント」という基本的な考え方に寄り添った目新しい企画を入れたのが良かったのだと思っています。
- ──目新しい企画が良かったのですね。具体的にはどのような内容でしたか?
- ファミリー向けという点を抑えつつ、地元のストリートダンス複合施設とタイアップしたキッズダンスショーだったり、時期的にも話題だったスケートボードを取り入れたスケボー体験だったり、キッズDJ体験や、ドローン操縦体験など、トレンドや地元を意識した今までにない提案が刺さったのではないかと。ずっとコンペには参加しているので、ある程度何をしたいかは分かりますし、他社が勝っても情報を収集し、原因を探り、それをスタッフや協力会社と共有し、積み重ねていくことで、次を見定めながら、目新しいものを提案できると考えています。
- ──他にも新通としての良さを活かせたところはありますか?
- ボートレース住之江運営協議会様とのお付き合いは40年以上。今までの担当者からの歴史、その経験値と信頼の積み重ねがあります。関係性を受け継ぎ、長く担当しているからこそ、痒い所に手が届く企画運営ができるように取り組んでいます。ボリュームのある企画内容を望まれるので、限られた予算でいかにたくさんの良質なイベントを盛り込めるかという課題にも、専門の協力会社との長年のタッグが活きました。
- ──実際にイベントを開催するにあたって、最も注意した点を伺えますか?
- イベントによって混雑する時間帯が違ったりしますし、会場全体が1つのプログラムで進むイベントではなく、同時進行で複数のアトラクションやショーなどの各イベントが動き、会場内は自由に行き来できるので進行管理と現場のディレクションが大変であり、同時に腕の見せ所です。また、雨天の場合の対策や、大人から子供まで楽しめるイベントが多いので、対象年齢の確認や臨機応変な現場判断が求められます。さらにクライアント主導での手配のイベントもあるので、全体の時間のコントロールを常に気遣うというのはありますね。
- ──イベントを通して、大切にしていたことや考え方があれば教えてください。
- 他のイベントと最も違うのは、感謝のためのフェスティバルという立ち位置です。お客様に感謝し、近隣住民の方々に理解を深めてもらうことが一番の目的。集客を伸ばして売り上げに繋げるというタイプのイベントとは根本から違います。地元住民へのファンサービスとして、どうやってお客様を笑顔にするか。安心安全を胸に、一人ひとりがホスピタリティを持ってイベントに接するよう心がけていました。結果として、クライアントにもご来場の皆さんにも喜んでいただき、イメージアップの一翼を担うことができたと実感しています。