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映画宣伝仕事とは

映画宣伝の仕事とは、まだ公開されていない新作映画をお客様に「面白そう!」と感じてもらい、どうすれば劇場に足を運んでいただけるかを考え、様々なプロモーションプランを実施していく仕事です。
そこで私たちが行うことは大きく2つに大別されます。
1つは「広告」です。効果的な広告媒体の組み合わせを考えて、広告枠を確保したりメディアと調整、交渉をします。このとき1つの作品に対して、決められた予算の中でいかに効果的な広告を展開していくかを考えていきます。
そしてもう1つは「パブリシティ」です。新聞、テレビ局などのマスコミに直接映画を売り込み、作品の内容や見所を取り上げてもらうように働きかけます。
「広告」と「パブリシティ」の一番の違いは“お金を使うか、使わないか”です。「広告」はお金を使って宣伝するのに対し、「パブリシティ」はマスコミに作品の情報を無償で提供し、テレビなどのメディアに取り上げてもらうことで無料で露出を大きくする手法です。
創業当初こそ映画の新聞広告からはじまった新通ですが、現在では広告の枠だけにとどまらず、映画に関わるあらゆるプロモーションを手掛けています。

映画宣伝仕事を2つに大別すると、

映画宣伝仕事  2つに大別すると、

広告

広告枠の確保など、決められた予算の中でいかに効果的な広告を展開していくかを考える。

広告

マスコミに直接映画を売り込み、作品を取り上げてもらうように働きかける。

西野:
映画宣伝に関わっているとはいえ、作品名はもちろん、具体的に言えないことが多いのですが・・・。例えば、新聞広告に載せる文章に間違いがないか、紙面とひたすらにらめっこをすることもあれば、完成披露試写会やキャスト来日イベントなどが行われる際にマスコミ取材に立ち会ったり、試写会運営を行ったり。見えない日常の地道な業務と、対外で行うイベント会社的な業務が両方味わえる、飽きない仕事とも言えますね。

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映画のプロモーションは
ターゲティングが肝心

テレビCMや最近ではネットでも目にすることの多い、映画作品のプロモーション。
映画をより多くの方に観てもらうには?また、話題にするためにはどのメディアを使うことが最適か?など、宣伝する上でのポイントはたくさんあります。そこには営業担当のさまざまな工夫があったのです。

布施:
一つの映画でも異なった切り口でアピールすることで、さまざまなターゲットにアプローチできます。たとえば、ある作品では「社会性」と「音楽」という異なる切り口で、「年配層」と「若年層」という違うターゲットにアプローチしました。作品が社会性のある内容だったため、新聞の社会面に記事体の広告を掲載し、年配層に訴求しました。一方、音楽的要素も重要な作品であったので、音楽と親和性が高いラジオを用いて若年層にも訴求を展開しました。
宇多津:
僕たちはマスコミの方々に取り上げてもらえるように作品を売り込みます。売り込むためには、マスコミの人に『紹介したい!』と思わせる提案をしなければなりません。映画の宣伝手法には定番のものがありますが、決められた予算の範囲内でいかに効果的に魅力的な宣伝ができるかが僕たちの腕の見せ所です。
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お客様の反応を直に感じることが
できるのは映画ならでは
佐保:
担当作品は初日に劇場へ行き、お客様の入りを見るのですが、朝早い回にも関わらず劇場前に長蛇の列ができていたりするとやって良かったと感じます。
あとは企画や制作に携わったものが世の中に出ているのを見た時ですかね。最近はSNSで一般の方の意見も拾えるので、そこで良い反応などがあったりすると嬉しいです。

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映画の仕事に向いているのは「人の良いところを見つけられる人」
西野:
映画っていろいろなジャンルがありますよね。もちろん、好みの映画、そうじゃない映画もありますが、仕事をする上で僕たちは作品を選ぶことはできません。たとえ好みではなくても良い部分を活かして映画の魅力を伝える、それが僕たちの仕事です。どんな作品にも良いところは必ずあります。そしてそれは人間も同じ。人の悪いところばかりに目がいく人より、良いところを見つけられる人のほうがこの仕事には向いていると思います。

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JA全農 NO RICE NO
LIFEプロモーション

「こんなJA全農、見たことない。」
お米で毎日をもっとナイスに。

昨今の日本では“食の多様化”によるお米の消費量の減少、特に若者の「お米離れ」が著しく、若年層に対して「お米を食べる」ということを意識づけたいという全農さまの課題がありました。

和田:
ファストフード、外食の一般化、コンビニの台頭など“食の多様化”の影響を大きく受けたライフスタイルを持つ今の若者。そんな若者に日常生活で意識することの少ない『お米』を改めて意識させるために、これまでのJA全農らしくない手法でお米の価値を発信しようと考えました。
阪井:
誰もが歌える、踊れる、真似したくなる・・・そんなオリジナルの「楽曲」と「ダンス」をコンテンツに加えることで関心を高め、米消費量増加のきっかけにしたい、とこの企画がスタートしていきました。
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コミュニケーションツールの設計

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阪井:
まずはターゲットに合った的確なアプローチをする上でのツールの取捨選択を行いました。そして、今回の目的は直接的な消費というよりも「お米」という選択肢の認知向上に焦点を置きましたので、いかに若者に見てもらえるコンテンツをつくれるか、というのも課題でした。

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まずは興味をもってもらうこと

ちょうど世の中ではダンス動画が次々と話題に。
お米をダンスでどのように表現するべきか…

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和田:
見てもらわなければ意味がない。振り向いてもらえるものをつくろうと考えた。

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最終的なアウトプットは「和服姿のおばあちゃんが踊る、キレッキレのダンス」。
肝心のおばあちゃんは、某有名海外アーティストの楽曲を使用したダンス動画をUPし、インターネット上で話題となっていた“おばあちゃんダンサー”を起用。お米とダンスというまさかの組み合わせと、見た目からは想像がつかないおばあちゃんのキレッキレダンスが化学反応を起こし、YouTubeでの再生回数が20万回を超える大反響。フランスや台湾など、インターネットを通じて配信された映像を見た海外の報道関係者から「お米ダンス」を紹介させてほしいとの連絡もありました
同時に行ったダンス動画投稿キャンペーンは当初なかなか応募数が集まらず、冷や汗をかいた瞬間もありましたがそんな心配は無用。投稿者は少しでも完成度を高めようとギリギリまで練習をしていたようで、最終的には締切間近に応募が殺到!大きな盛り上がりを見せました。

これやから広告の仕事は
やめられへんなあ~
阪井:
一人では絶対にできないような突拍子もないアイデアが実現できるところ
もちろん、人のお金を使うわけなので責任は伴いますが、失敗できない分それもやりがいにつながっています。
和田:
「無」を「有」にすること。頭で想像したことが、現実の世界に存在させることができること。人の流れや流行をつくれることは、たまらなく楽しいですね
さまざまな業種、さまざまな人間に関われるのもやりがいにつながっています。

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イチネンホールディングス
年間プロモーション

課題はBtoB企業の認知度向上
企業の成長と連動した、インパクト重視のテレビCM

2014年10月~現在まで新通で制作している、イチネンホールディングスのテレビCM。そのインパクトとクリエイティブの話題性で視聴者からの反響はもちろんのこと、クライアントからも高い評価を得ています。また、テレビCM以外にも、新聞広告やWEBコンテンツ、IRなども手掛けており、トータルプロデュースを行なっています。

稲垣:
イチネンホールディングスはBtoB企業のため、消費者からの知名度は低く、主に営業面やリクルート面での課題がありました。全国区で広く社名の認知度を上げるため、テレビCMを中心に、インパクトのあるプロモーションを実施することになりました。
足立:
僕はコミュニケーション計画のプランニングを担当しています。営業と一緒になって『2020年までに企業としてこうなっておくべき』というビジョンを設定し、逆算しながら年間計画をプランニングしています。テレビCMについて言うと、CMのコンセプトや方向性、キーワードを決めたりします。

テレビCM内容の変遷

テレビCM内容の変遷
2014.10 わかるかな?シリーズ 2014.10 わかるかな?シリーズ *
国会中継シリーズ 国会中継シリーズ *
マスクの男シリーズ マスクの男シリーズ *
ややこしいマスクたちシリーズ「2016 56th ACC CM FESTIVAL フィルム部門テレビCM FINALIST」受賞 ややこしいマスクたちシリーズ「2016 56th ACC CM FESTIVAL フィルム部門テレビCM FINALIST」受賞 *
熱血コーチシリーズ 熱血コーチシリーズ *
イチネンの想いシリーズ イチネンの想いシリーズ *

“自分の世界がステージアップ”
―クライアントからの評価だけではない、この企画から得られたもの。

足立:
クライアントの評価として、営業担当の方より『テレビCMの放映から営業先でも話題になり、商談がしやすくなった』とのお言葉をいただけました。
また、グループが成長しているタイミングでCMを打てたこともあり、CMとの相乗効果でクライアントの株価も上昇するという嬉しい影響も。
テレビCMはあくまでコミュニケーション手法の選択肢の一つですが、“信頼”という面で言えば、テレビCMは欠かせません。「その企業、CMで見たことある!」と仕事外の友人に言われたときに、まだまだテレビCMの力は大きいと再確認しますね。
稲垣:
クライアントの役員会に参加し、プレゼンをさせてもらったことが印象的です。この経験は営業担当として、まさに財産。決裁権のある方々に直接プレゼンできるというのはなかなか無いですからね。
足立:
イチネンさまのCM制作を通して様々な人と付き合うことができ、このお仕事を通して自分自身の引き出しが増えたので、別の案件でもこの経験を生かすことができました。
クライアントに頼られるのは
営業冥利に尽きる

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クライアントのパートナーとして仕事をしている以上、いろいろ相談してもらえるのはやっぱり嬉しいですね。もちろん小さな相談もたくさんありますが、一つ一つ真摯に向き合うからこそ、良い関係性が築けるんだと思います。
また、自分が思い描いていた形で落としどころが決まった時は爽快です。

「足立さんでよかった!」
はこれ以上無い褒め言葉

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僕の仕事のやりがいはこの言葉に尽きます!常にクライアントのニーズに応えていないと、今まで築いてきた関係が簡単に終わってしまいますから。
あと広告業界ならではかもしれませんが、以前携わった案件で得た知識が全く別の業界でリンクして、生かせることがあるんです。これはやりがいというか、仕事をしていて「楽しい!」と感じる部分ですね。